浄化槽の基本ポイントと注意点に加えて、浄化槽管理士という資格

まだまだ暑いので水分補給は欠かせないですね。サステナブルな環境作りに浄化槽が欠かせない存在であることはわたしも最近学ぶようになりました。

浄化槽の基本的なことについてまとめてみました。早速確認してみましょう。

浄化槽の基本仕組みとは

浄化槽と生活

浄化槽は、家庭や事業所から出る汚水を、微生物の働きで分解・浄化するための設備と言えます。

浄化槽の3つの槽

浄化槽には、大きく分けて以下の3つの槽があります。

分離槽(固液分離槽 沈殿分離槽など)

分離槽では、汚水を液体と固体に分けます。液体は、好気槽や消毒槽に送られ、固体は汚泥として処理されます。

好気槽 嫌気槽

好気槽では、酸素を供給しながら、汚水中の有機物を微生物が分解します。分解によって、有機物は二酸化炭素や水、窒素などの無機物に変化します。
嫌気槽では酸素を嫌う微生物が分解します。

消毒槽

消毒槽では、浄化された水に塩素やオゾンなどの消毒剤を加え、病原菌を死滅させます。

浄化槽の基本的な仕組み

浄化槽の基本的な仕組みは、浄化槽の構造に差はあるものの以下のとおりです。

・トイレや台所から流された汚水が、分離槽に入ります。
	・分離槽で、汚水は液体と固体に分離されます。
		・液体は、好気槽に送られます。
	・好気槽で、微生物が汚水中の有機物を分解します。
		・分解された水は、消毒槽に送られます。
	・消毒槽で、浄化された水に消毒剤を加えて、病原菌を死滅させます。
		・消毒された水は、側溝や川などに放流されます。

浄化槽は、微生物の働きによって汚水を浄化する仕組みです。そのため、浄化槽を設置・維持する際には、以下の点に注意する必要があります。

浄化槽に適した排水を心がける

定期的に点検・清掃を行う
浄化槽を適切に維持することで、生活排水を適切に処理し、水質汚染の防止に貢献することができます。

浄化槽について環境省のサイトは学びとなります。
環境省のホームページ

浄化槽管理士という資格

浄化槽管理士は、浄化槽の保守点検業務に従事するために必要な知識・技能を持っていることを証明する国家資格です。主に浄化槽管理者から委託を受けて、水質汚濁防止のために浄化槽の保守・点検・修理を行います。
公益財団法人日本環境整備教育センター

浄化槽管理士の試験問題を解説している以下の動画は分かりやすく学べます。
浄化槽管理士養成塾ーYou Tube

まとめ

浄化槽の基本的な仕組みから、浄化槽管理士の資格について確認しました。浄化槽を保守点検するための浄化槽管理士ということですね。

適切な維持管理はどのようなものでもまめにメンテナンスすることは大切ですね。設置された浄化槽は日常的に使うものになるものの、気にかけることは少ないかもしれませんね。

今、自分の目の前にある資源を大切にすることで、将来にも繋げていきたいと思います。

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